恋
「…ここでお別れか~・・・。」
サオリは寂しそうにそう私を見つめた
「今度会うときは、それぞれの新しい制服着てやな!」
「やな・・・。」
そう言いながらサオリはキョロキョロと周りを見渡した。
「サオリ?」
「…誰かさんが待ってるわ~。ほんじゃー、また電話するな!」
「え?誰?」
そう言いながら周りを見渡したけど誰もいなかった。
「じゃ、ばいばい!」
「え?あ、ばいばい!」
そう言葉を交わしサオリと別れ、私は歩きだした。