「はぁ~…。」


冬も近い夜明けは、やっぱり少し肌寒い。

息をはけば白い息がその寒さを知らせる。


キィー!!

その音に下を見ると、新聞配達の人がせっせと新聞を配ってる。

「朝から大変だなぁ~…。」

そう言いながら少し笑い携帯を開いた。


ちーちゃん・・・ 

もうずっと会ってないのに

どうやって会えっていうの?

どうやって…話せばいいんだろう。


「ってか、会うことないし!!」


ポツリと呟くその言葉に、
誰も返してくれるわけがなくて…

夜明けの空に響く。


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