「え?えー…違うって!お前も変なことを言うな。」

ハチにそう突っ込まれまた笑顔になる。

「どうも!カズ君さ~。よろしくねルリちゃん!」

「ルナです。」
即効言い返してやった。

そしたらカズってヤツも即効言い返してきた・・・


「彼氏いんの?」



その質問と同時に部屋が凍りついた…



「は?」

「カズ!辞めろよ!」

「い、いません!」

私の言葉を聴いてカズって人は得意げな顔をした。

「そっかぁ~。俺のことカズ君って呼んでな?ルナちゃん。」

カズ君の顔は確かに何かをたくらんでいる顔だ。
ニヤっとしていて、何かを見透かされてる気がする。

「…ハチ!」

私はカズ君から目をそらしハチを呼んだ。

「何?」

「帰る!」

「えぇー!!かえんの?」

「だって…なんか…まだ眠いし!」

私はそう言ってベッドから立ち上がり帰ろうと、扉に向かった。


グイ…。


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