言葉~ことのは~【短編】
コンビニに着くと、週刊誌のコーナーに恋人の姿が見えた。

恋人は、私に気がつき窓ガラス越しに手を振った。

「出掛けるのなら起こしてくれればよかったのに」  

中に入った私は、恋人にそう言った。  

「すいません、疲れていたようでしたので起こしてはかわいそうだと思いまして」  

恋人はそう言って微笑んだ。

「飲み物、買って行きますか?」  

「うん、そうだね」  
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