世界が終わる前に


暫くして私たち二人が辿り着いたのは、繁華街の片隅にあるファーストフード店だった。


見慣れた赤と黄色の看板の横にある新商品の広告の旗が、風に吹かれてはためいていた。


一階の注文カウンターから伸びた列に並び、由紀ちゃんに促されるまま大好きなメロンソーダを注文した。


由紀ちゃんのハンバーガーセットと私のメロンソーダを乗せたトレーを持って小綺麗にされた階段を登り、二階席の窓際にあるカウンター席を陣取る。


この雑居ビルの四階まである店内は、案外窮屈で中はたくさんの人でごった返していた。



「次の約束は、いつ?」



席に座るなり由紀ちゃんはこちらに視線も向けず、セットのポテトを頬張りながら興味なさそうに呟いた。



「……はい?」


「あんたねぇ、ホントにバカ?」



心底呆れてるって口調でそう言った由紀ちゃんは、案の定呆れた表情でこちらを見据えながら持て余していたポテトをリップグロスの塗られた口に放り込むと、手についた塩をペロッと舐めた。


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