ちぇりぃ★〜姉と弟の恋模様〜
「言ったでしょ?わたくし、欲しい物は絶対に手に入れる。物だろうと人だろうと同じよ。逃げてあがいて苦しむだけ苦しませて、息絶えそうになるまで追い詰めて、あとはいただくだけ。面白いでしょ?ゲームはこうでなきゃ。アオイもそうでしょ?今、苦しんでるわ。解放してあげるからいらっしゃいよ、わたくしの所へ。そして熱いくちづけでわたくしを溶かして」


独りよがりもここまでくると汚くさえ見えてくる。


「汚ねぇ女」


吐き捨てるように言った。


「フフッ。汚い?わたくしが?見てよ。あなたの唇以外知らないキレイな体」


「オマエが無理矢理したんだろ」


「違うわ。アオイの目、欲しがってたわよ?だからわたくしが誘ってあげたの。ねぇ?アオイの唇って、あんなに熱いのね?印してもいいのよ?わたくしはアオイのモノだっていうキスマーク」


アリエルは白い首筋をオレに向けた。
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