夏恋
中学最後の夏
7月が終わり、少し遅い夏が始まった。
中学最後の夏を向かえた。
浩二は少し羨ましかった。
なぜなら周りの男子は夏の恋話しばかり話していたからだ。
クラスの三分の二はカノ持ちだ。浩二の親友優太が浩二の目の前にきて言った
「浩二ってカノいないんだっけ?! カノいない夏はつまらないぞ」と笑いながら自分の机に戻って行った。
浩二はムカッときた。
チャイムが鳴り、徳田先生が入って来た。
「明日から夏休みだ! ゲームセンターやカラオケの出入り禁止。わかったか! 宿題は必ずやって来るように! わかった。夏休み明けに元気で登校するように!」と言って教室からでていった。
明日から夏休み少し嫌だった…
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