白緑蝶"Ice green butterfly
「バカ、違うよ
 
 私が欲しいのは、合鍵」

コクンと頷くのは、空。

「知ってる」

「もう、からかわないでよ」

「ほらっ
 
 連絡さえくれれば
 おまえの好きな時に
 ここへくればいい」

私の掌に置かれた、合鍵は
とっても重い。

これは、愛の重み。

合鍵を見つめる、私。

「この鍵
 売れば高いかなぁ?」

空の顔、怒ってる?

「失くしたら、コロす」
< 375 / 999 >

この作品をシェア

pagetop