白緑蝶"Ice green butterfly
髪を結い、制服を着た私は
下校時間、歩くの。

大好きな彼の、筋肉のついた
頼りがいのある腕に、この腕
を絡めて歩くの。

私達も、お姉ちゃん達のよう
になれるといいなぁ・・・

「おいっ

 どうかしたのか?

 電話、鳴ってるぞ」

鳴り響く、着信音。

「お姉ちゃん・・・」

私は、慌てて電話に出た。

「もしもし、お姉ちゃん?
 
 うん、そう、今
 鍵谷さんの部屋なの・・・ 
 
 うん、分かった」

貴方は、机の上に置かれた
楽譜を手に取り、私に問う。

「お姉さん

 何て?」
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