Rose of blood
「アマンダ姫はウェディングドレスはもう決められたのかしら?」

「いえ……まだ決めておりません。シエル様の好みなどもお伺いしたかったもので……」



好みか……。


瑠花ならどんな色でも似合ったんだろうが……一番は純白のドレスが似合いそうだ。



『アマンダは綺麗な顔立ちをしているから、どんなドレスでも綺麗に着こなせるだろう。ご自分の好きなものを着てほしい』

「ありがとうございますっ。では……そう致します」



赤ら顔で嬉しそうに笑っているアマンダ。


本当はどうでもいいと言ったら君は傷付き結婚を止めたいと言うんだろうか。






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