海の唄が聴こえる夜〜想いを君に伝えたい〜


「っさい!」

浩二は、汐莉を振りほどいて旅館の中に入って行った。

いつもとは違う浩二に、

「こうちゃん…。」

と、戸惑いながら、その背を汐莉は見送った。


その汐莉に荒井が声をかけた。

「しおりん先輩…、なんであんな奴を入部させたんですか?」

「えっ!?こうちゃん…何を?」


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