海の唄が聴こえる夜〜想いを君に伝えたい〜
その日の夕食後、花火で楽しんでいる部員。
その中に、浩二と仁藤の姿はなかった。
「なあ、松浦と、もえちゃんは?」
「野暮な事、聞かないの。海の歌を聞きに行ったよ。」
福永の問いに、汐莉は花火を続けながら答えた。
「そうか…、なあ汐莉、俺達もさ…。」
「何?今のままでは幸福じゃないの?」
「違う…、ずっと幸福でいたいから!」
福永は、汐莉の肩を掴んで、自分の方へ向けさせた。