オパール・オッドアイ
《そして合流》

「姉ちゃん。その水着どうしたの?
似合ってはいるけど趣味と違くない?」

「私の趣味だといつもと同じになっちゃうから、店員さんに人気商品聞いたらこれ薦めてくれたから買ったの。」

「琥珀く~ん、ちょ~っとこっち来て!」

向こうでうさぎ達が琥珀の事を呼んでいる。

「行ってきなよ。」

「うん。
(あまり行きたくないけど。)」

「早く~。」

「なんだよ、気持ち悪い。」

「「琥珀!グッジョブ!
あの水着は最高だ!!」」

「さっきと言ってる事違うんですけど。」


何やら向こうで仲良さそうにじゃれあっている。

「…女の子放って何しとるん?男集は。」

「さあ?
仲良さそうで良いじゃない。」

「使えん奴らばっかやな~。
(抜け駆けして点稼ごうとか考えるやつはおらんのかい!
これなら私の弟〔現在8歳〕の方がまだちゃっかりしとるわ。)
先に入って遊ぼか!」

「うん!」


キラキラと輝く波打際でるーちゃんと水の掛け合いの後、追いかけっこ。

「こら~!またんかい!」

「捕まらないも~ん。」


「…瑠璃さんのポジションって本来なら男性がやるべきですよね。」

「あぁ、先を越された。」

「あ、姉ちゃんが捕まった。

瑠璃さんがなんか言ってる?」

『へ・た・れ!』

「ねえ、雪夜さん?
今の明らかに俺らにたいしてのメッセージですよね…。」

「言うな、椋兎。
本気で凹むから。」

「もう、べっこべこに凹んでいるように見えるのですが。」

「そう思うならそっとしておいて、琥珀。俺も凹んでる。」

「うさぎもかよ!」


「どうかしたの?るーちゃん。
凄い楽しそう。」

「うん!
今、めっちゃ楽しいわ~。(あの人らをいじめるのが)」

「そっか。なら誘って良かった~。」

「ありがとな~、せいちゃん!(うちに最高のおもちゃを持ってきてくれて)」
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