オパール・オッドアイ
心臓が壊れるんじゃないかと心配になるくらいバクバクいっている。
顔が暑くてまともに雪お兄ちゃんの顔が見れない。

どうしよう。
とても嬉しい。

でも…。

嬉しいのと同時に、頭の中でうさぎの事が過ぎってしまった。

私も雪お兄ちゃんの事を好きなのに即答出来ない。

「無理に答えを出さなくてもいい。

ただ俺がそうゆう目で聖歌の事を見ているってことは覚えておいて欲しい。」

何も言わない私の頭を撫で、先に戻っているとだけ言って雪お兄ちゃんは家に入って行った。


一人残った私はキスされたところに手を置く。
今までふざけた感じで頬にキスされた事はあったけどそれと今のでは意味が違うのは、さすがの私でもわかった。


「私どうしたいんだろう?」

頭がグルグルするのを感じながらとりあえず寝室に戻って寝ることにした。
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