俺様彼氏と清純彼女~夢のおくりもの~
◆◇◆◇◆◇

帰宅した私は、ちょっと震える指で、尚哉に電話をした。しかし、留守電に切り替わって、話す事は出来なかった。

私は、直ぐに連絡をくれる様に伝言して、メールも一応送信しておいた。

しかし、尚哉からの連絡は無い。私は、居ても立っても居られなくなり『芙蓉』に向かう事にした。

◆◇◆◇◆◇

営業中の『芙蓉』に来るのは初めてだった。

ゲイバーと言う事で、女性の入店は禁止されている。しかし、今はそんな事を言っている場合では無い。私は、思い切って『芙蓉』の扉を開いた。

「いらっしゃ…あら、桃子ちゃんじゃない?」

ナナコママがそう言って、カウンターを出ると私の処にやってきた。

「どうしたの、こんな時間に。女の子が一人で出歩く時間じゃ無いわよ」

ナナコママはそう言って、でも、何か異変を察知してくれたらしく、私を店の奥の事務所に入れてくれた。
< 138 / 259 >

この作品をシェア

pagetop