俺様彼氏と清純彼女~夢のおくりもの~
「なんか、だいぶ、大人になったみたいだね」

祐二さん私の入れたコーヒーを一口飲んでからまっすぐ私を見詰めた。その瞳は、少年の様で、私はちょっとドキッとした。

「さて、そろそろ時間だな…」

「時間?」

「ああ、病院の自由時間が終わりなんだ。おかしいだろ、この歳になって、門限に追われてるんだからね」

「まぁ、でも、規則正しい生活は人間の基本ですよ」

「そうか、基本か…」

祐二さんは、そう言って尚哉の部屋からも病院に戻って行った。

◆◇◆◇◆◇

「う、ん…」

全身が硬直する。そして一気に解放される感覚は、女の子特有の感覚の様だった。気が遠くなる事も有る。

私達は、週末「ラブホ」で過ごす事が多くなった。慣れてしまえば、色々と便利だし…
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