この声がきみに届く日‐うさぎ男の奇跡‐
だけど――――…
“……ぃ……”
「……??」
微かだけど耳に何かが聞こえた気がした。
俺はさらに集中する。
“……たす……て…”
「え……?美代……?」
それは確かに美代の声で
そこから耳に届く美代の声は、さらに鮮明になっていった。
“……か助けて…!!”
”れか…助…けて!!!”
―――誰か助けて―――
「美代…ッ!!!」
その瞬間
俺は浜辺を駆け出していた。