この声がきみに届く日‐うさぎ男の奇跡‐
ドンドンッ!
《海堂さ~ん!いらっしゃったら返事してくださ~い!》
繰り返される問いかけにヒゲ男の顔が青くなっていく。
「と、とりあえず…出れば?」
たまりかねた夏美の声に、首をブンブン振るヒゲ男。
そんな時だった。
リリリリリン!
突然、店内にある黒電話が鳴り響いた。
「!!!!」
全員が思わず、びくっとしてしまう。
リリリリリン!
けたたましく鳴り響く電話の音に
ヒゲ男の親父がコホンと咳払いをして電話を取った。
「…はい、海堂寿司です」
ヒゲ親父が静かな声で言う。
『おぉ!大将かい!村上だけどよ、今TV見たら大将んとこが映ってるからよぉ!!』
「あ、あぁ村上さん。お世話になってます」
相手はかなり興奮しているらしく、静かな店内に受話器からは相手の声が漏れていた。
話す雰囲気から、電話の相手はこの店の常連らしい。
『救助されたっつうのは大将んとこのアキラちゃんだったんだなぁ!てか大将、店にいるんやがな!』
「え?」
『いるなら居留守なんざ使わねぇでTV出てくれや!』
「は、はぁ、しかし…」
『うちの母ちゃんも興奮しっぱだしよぉ!皆あんたが出るの待ってんだよ!一発、宣伝バシッとキメてくれよ!』
「…………」
『じゃあ電話切るから頼んだで!女房とTV見とるでな!』
《海堂さ~ん!いらっしゃったら返事してくださ~い!》
繰り返される問いかけにヒゲ男の顔が青くなっていく。
「と、とりあえず…出れば?」
たまりかねた夏美の声に、首をブンブン振るヒゲ男。
そんな時だった。
リリリリリン!
突然、店内にある黒電話が鳴り響いた。
「!!!!」
全員が思わず、びくっとしてしまう。
リリリリリン!
けたたましく鳴り響く電話の音に
ヒゲ男の親父がコホンと咳払いをして電話を取った。
「…はい、海堂寿司です」
ヒゲ親父が静かな声で言う。
『おぉ!大将かい!村上だけどよ、今TV見たら大将んとこが映ってるからよぉ!!』
「あ、あぁ村上さん。お世話になってます」
相手はかなり興奮しているらしく、静かな店内に受話器からは相手の声が漏れていた。
話す雰囲気から、電話の相手はこの店の常連らしい。
『救助されたっつうのは大将んとこのアキラちゃんだったんだなぁ!てか大将、店にいるんやがな!』
「え?」
『いるなら居留守なんざ使わねぇでTV出てくれや!』
「は、はぁ、しかし…」
『うちの母ちゃんも興奮しっぱだしよぉ!皆あんたが出るの待ってんだよ!一発、宣伝バシッとキメてくれよ!』
「…………」
『じゃあ電話切るから頼んだで!女房とTV見とるでな!』