この声がきみに届く日‐うさぎ男の奇跡‐
「……!!」


「だから私…嫌われちゃったのかと思って…」


「…………」


「寂しかったよ」


そう言うと美代はシュンとした。


み…美代………


俺はシュンとする美代の手を、思わず握った。


「嫌いになんかなる訳ないだろ!」


「…………!」


嫌いになんか…

なれる訳ないだろ!


俺は握った手に力を込めた。


俺がどれだけ美代を好きか…

美代は全然わかっていない。


「美代?これだけは信じてくれ。これから先何があっても…俺はずっと美代が好きだぞ」


この先例え俺が消えたとしても


それは美代を嫌いになったからなんかじゃない。


もし俺が消えても…


美代は自信をなくさないで。


美代の笑顔が俺のすべてだから…


「美代はずっと笑ってろ…」














「うん…わかった…///」



いつの間にか――…


俺は美代を抱き締めていて


美代は俺の胸の中で嬉しそうにはにかんでいた。


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