もう、なんなんですか、君は。
劇の方は、最初は真面目に見ていたものの、あまりに淡々としていて、つまらなくて飽きてしまった。
暇を持て余して、彼の膝に置いた手で、ぴーす。
それに気付いた彼が、すかさず、ぐー。
あ、負けた。
手をぱーにして、彼のぐーをがばっと包んでやった。
何してんだろ。
でもなんか楽しい。
気付かれないように、こっそり、にやにや。
彼のぐーを包んだぱーを、ぎゅっとしながら、自分の近くに引き寄せる。
彼のぐーが開く。
手を重ねる。
相変わらず冷たい手。
こっちはドキドキなのに、平然と隣で寝ようとする彼。
むかつくから、彼が寝ようとしてたらぎゅっと手を握る。
すると、寝ぼけてての条件反射なのか、手を握り返してくる。
ほんの少し、彼の指と指の間に、自分の指を入れる。
いきなりカップル繋ぎする勇気なんてないから、これだけしかできない。臆病ですみません。
あたしの体温が、彼に移って、冷たい彼の手が温かくなる。
嫌じゃ、ないのかな。
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