BLACKNESS DRAGON
~希望という名の光~
一枚の葉が、枝から離れ、風に乗ってユラユラと舞い降りる…
その葉は、ある戦いの渦中の中に舞い降りた…
異質の物質と戦うシュウのもとへ…
数は大分減ってはきたものの、敵の攻撃は衰える事はない…
「ハァ…ハァ……」
シュウは体力的にも、かなり消費し、体に疲れが溜まり、剣を振るう事すら、体に負担を与えていた…
このままでは、ヘイトゥリッド・サロウを全て倒す前に、自分が倒れてしまう…
どうするか…
そう考えている内にも、ヘイトゥリッド・サロウは襲いかかってくる…
近づく一体…
剣を振りかぶろうとした途端…
ブサッ……
「!……」
目の前のヘイトゥリッド・サロウの体が斜めに斬られ、血が溢れる…
シュウは、何も手を出してはいない…
何が起こったのか…
姿を消すヘイトゥリッド・サロウ…
姿が消え、背後にいた、ある人物の姿が現れた…
その人物は、刀を振り落とした状態で動きを止め、顔を伏せている…
よく知るその人物…
「!アスカ……」
顔が見えなくてもわかる…
彼は、アスカ…
ルリと親しかった…
アスカ…
仲間…
ふと、その言葉が頭の中に浮かんだ…
そうだ…仲間…
シュウは、構えていた剣を下ろし、油断した瞬間だった…
「何油断してるんですか?」
「!」
アスカは刀を持ち替え、シュウへと斬りつける…
それをとっさに避けるシュウ…
何とか避ける事ができたが、頬に赤い筋が…
シュウを斬りつけるアスカのその丸い目は、いつもの優しい目とは違い、何かを憎むように光っていた…
やはり、仲間では…ない…のか…?
憎しみに捕らわれ、闇に溶け行った…
彼は、人間でも、闇の者でもない…
憎しみにのみ生きる存在…
アスカ…
どうして…?
どうしてお前が…