BLACKNESS DRAGON
~希望という名の光~
シュウの目から、2人の姿が消えた…
2人は戦えるのか…
彼等の安否が心配だ…
しかし、そんな心配をしている暇はなかった…
「!」
サラがシュウの前に立っていたのだ…
サラは、青白い手を差し伸べ、言った…
「DRAGONを出して下さい。」
「!そんな事……」
反抗しようとするが、体が動かない…
身動きすると、鋭い痛みが体中に響く…
「早くして下さい……DRAGONの体を傷つけたくありません…」
「クッ…」
サラはシュウを睨むと、ジリジリと近寄ってくる…
どんな手段を使ってでも、シュウのDRAGONを捕らえるつもりだ…
例え、彼を殺したとしても…
シュウとサラの距離はもうない…
サラは青白い手を差し出し、さぁ。と促すが…
シュウはサラを睨むだけで、動こうとはしない…
何をされても、シュウは彼女の言う事には従わないだろう…
どの位この睨み合いが続いただろう…
「もぉっ……こうなったら、貴方ごと連れて行くまでです!」
絶えかねたサラは、シュウごと連れて行く事にし、シュウの腕を掴もうと手を伸ばそうとした…
その時だった…
木の根に転がるシュウの剣が、カタカタと揺れだした…
何が起ころうとしているのか…
考える前に、事は起こった…
ゴォォオォォー!
2人を襲うように、物凄く強い強風が吹き荒れたのだ…
目には見えないその風だが、2人を取り巻くこの風は、意志を持つように吹き荒れる…