BLACKNESS DRAGON
~希望という名の光~
「よぉ、ディック。」
「久しぶり。」
そんな2人に、ちょっと遠慮しながらも近づくと、手を挙げて、挨拶。
「おぉ。ルリ、ライナス。それと……」
その少年は、2人を見るなり、名前を呼ぶが、その隣にいる、1人の少年を知らないようで…
「シュウあるよ。」
マリンがシュウの名を教えるのだった。
「シュウ?……!あぁ!……俺はディック。よろしくな。」
「こちらこそ。」
シュウの名を聞き、驚いたような表情を見せるが、直ぐに表情を整え、シュウに手を差し出す。
シュウは、その手を握るのだった。
彼の名前はディック。
黒髪に、銀色のメッシュの入った、少し焼けた色の肌をした少年。
背の高いマリンよりも少し背が高く、年も、1つ程上のようだ。
彼がこの先、何をおかし、何を奪うのか…
この時、何も知る事はなかった…
誰も、彼を疑わなかった…
彼を信じていた…
なのに…