BLACKNESS DRAGON
~希望という名の光~
倒れる塔越しに、シュウとマリンの名を呼ぶが、返事はない…
安否も確認ができない…
「これをどうにかしないとな……」
倒れた南の塔に手を添え、考える2人。
登って越えるにも、太さがある為、登るのは不可能…
どうにか壊すにも、壁が厚いため、かなりの時間が必要だ…
完全に塞がれた…
「もしかして、分断させられたって事?」
「かもな…」
砕けた壁を崩しながら、どうにか道を造ろうと手を動かす2人。
ひたすらと動かしていたが、その手は不意に止まった。
「?なぁ、何か嫌な気がするのは気のせいか?」
「ううん……そうみたい…」
「ハァ…」
背後に感じる嫌な雰囲気…
溜め息を吐きながら、振り返る2人。
闇が覆う、異様な雰囲気…
人間とは思えないその姿…
荒い息をしながらこちらを睨む…
ヘイトゥリッド・サロウの群れが、出口を塞ぐように立っていた…
それを見て、やっぱり。といった感じで戦闘態勢をとる2人であった…
果たして、このヘイトゥリッド・サロウの群れを倒し、シュウ達の元にたどり着けるのか?
そして、シュウとマリン、2人は大丈夫なのか…?
上空の灰色の雲は、一向に晴れる素振りは見せなかった…