BLACKNESS DRAGON
~希望という名の光~
壊れかけの、倒れた南の塔…
砕けた壁が、カランッ…と音を立てて崩れた…
シュウ、マリンと離れ離れになってしまったルリてライナスの2人。
2人は、サロウの群れに悪戦苦闘していた…
「うざってぇんだよ!」
そう叫ぶのはライナス。
彼は、低級魔法で次々とサロウを倒していく…
が…
前方のサロウに向かって魔法を唱えようとした時、思いもしない事が起きた…
【ヴゥゥァァアァー!】
「!?っ……」
頭上から他のサロウが襲ってきたのだ…
呪文を唱え、前方のサロウは仕留める事ができた…
だが、頭上から襲ってきたサロウに呪文を唱えようとするが、遅すぎる…
【ギギャャァァァャャャ!】
「クッソッ……」
サロウは、倒れたライナスの上にのしかかり、攻撃をしようとするが…
【?】
その攻撃は、彼の伸ばした腕の前で食い止められる…
そこに何かがあるように…
そう、ライナスは、体制を崩した時、とっさに空気の壁を作ったのだ…
だが、素早く唱えた為、その壁はもろすぎる…
何度も攻撃を受けると…
「っ……」
それがわかっているライナスは焦るが、今、この状態で使える魔法ない…
どうするか…
この壁が壊れるのも、時間の問題…
どうする…
どうするよ…俺…?
狂ったかのように何度も攻撃をしてくるサロウ…
その壁が壊れる事を知っているかのように…
ミシッ……
目に見えない壁が、異様な音を立てる…
そして…
パリーン…!
音がしていないはずなのに、空気の壁が割れたような音が響いた…
「!」
倒れるライナスの顔に、空気の破片が舞い落ちる…
そして、サロウの腕が……