BLACKNESS DRAGON ~希望という名の光~

吹き飛ばされたマーガレッドは、風に押され、体を宙に浮かせながらも、笑っていた…




      ドスッ…

そんな彼女は、何かにぶつかり、地面に腰をついていた事さえ気づかなかったようだ…



 「ハハッ……気に入った……気に入ったよ………漆黒のDRAGONの主……」

 「シュウですよ…」

 「シュウ……か……」



どこからか聞こえた声に、疑問を持つ事もなく、彼女はその名を呟いた…

そして、また悪戯に笑う…




 「…あの……重いです……」


ふと聞こえた、聞き覚えのある声…

キョロキョロと辺りを見回し、声の主を探す…



 「ここです……下です…」

 「?……サラ…」


彼女の下敷きになっていたサラ。

サラは、勢い良く飛んでくるマーガレッドを受け止めたのだ。



いつもなら、反抗するマーガレッドだが、今回は、すぐさま彼女の上から飛び退き、立ち上がった。



 「で、何の用?」


瞳は、どこか遠くにいる人生を見つめたまま、サラに問うマーガレッド。

今、彼女の意識の中には、シュウの姿しかない。


そんな事をわかっていながら、サラはマーガレッドの問いに答える。



 「ヴェイン様からの伝言です。戻ってこいとの事で。」

 「そう。」


何を言っても、マーガレッドの頭の中には、シュウしかない。


サラの言葉にも、無関心に頷くだけ。


そんな彼女を見て、サラは微かに頬を膨らませたのだった…



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