BLACKNESS DRAGON ~希望という名の光~

高く聳え立つ木々の間をすり抜け、目的地を目指す4人。

所々現れる木漏れ日を頬に受けながら、先を急ぐ。

無言で歩を進めていると、視界が開け、目の前に、何もない、開けた土地が現れた。


その地は、建物も何もなく、あるのはただの地面のみ。

周りは木々で囲まれた、何もない広い土地である。


町でもありそうなそんな土地に降り立つと、ライナスは何かを探すかのように辺りを見回す。




 「姉貴!?」


中央付近に差し掛かると、ライナスは大声でそう呼んだ。


だが、返事はない…

何の音もなく、静けさが漂っていた。


眉を寄せ、頭上に?マークを浮かべる。



 「本当にここあるか?」

 「ちげかったかなぁ…」


そんな彼を見て、マリンは不安そうに訊くと、ライナスは顎に手を添え、考え込んだ。




その時…



 「!」

 「何だ!?」


背後から感じた何者かの気配…

すぐにその気配を察知した3人。


シュウは背中のルリをかばうように剣へと手を伸ばす。


3人共に素早く振り向き、戦闘態勢をとる。



だが、その態勢はすぐに解かれた。

剣を鞘に納め、目の前にいる男女に頭を下げる。



4人の前にいた人物。

それは、赤みがかったセミロングの髪をした、長身の女性、カナメと、銀色ね髪の、肩耳に大きなピアスをした男性、ナツキである。



カナメは、にこやかにシュウに微笑みかけると、ライナスを殴りつけた。



 「いってー!何だよ姉貴!」

 「何だじゃないわよ!大声出して!敵にバレるでしょ!?」


頭を押さえるライナスはカナメを睨みながら叫ぶ。

するて、カナメは腰にてを当て、彼に怒ったように怒鳴った。


 「そ、それは、悪かったよ……でも、殴る事はねぇだろ!?」

 「はい?何か言いましたか?ライナス君?」

 「い、いえ……」


イライラしているのか、今のカナメは、ピリピリしている…

こんな事で怒らせたら、どうなるかわかりゃしない…

ましてや、名前の後に君がついた時は、はんぱなくやばい…

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