BLACKNESS DRAGON
~希望という名の光~
自分の気持ちに気づいた今、そこには、死ぬ事を恐れている自分がいた…
死にたくないと、心が叫んでいた…
死にたくないという感情が、涙となって現れていた…
私は、どうしたらいいのだろう…
どうしたら、いいの…
頭の中がぐちゃぐちゃになって、何も考えられない…
締め付けられるような、心の痛み…
ギュッと力強く縛られ、押し潰されそうだった…
このまま気が飛んで、ここから、苦しい現実から、逃げたかった…
逃げ出したかった…
でも、現実はそんなに上手くは行かない…
残酷だって…
酷すぎるって…
改めて思った…
こんなにも幸せそうな世界に、こんなにも苦しみが漂っていれなんて…
笑っている人の側には、泣いている人がいるんだって…
自分自身がその痛みを味わって、初めて実感した…
この世界になんか、平等という文字は、存在しないと…
この世界は、不公平という文字が、相応しい…
混乱する頭の中…
無意識に体を動かす…
すると、ふと手に触れた何か…
ゆっくりと、虚ろな視線を落とすと…
座り込んだ自分の近くの床に、何故か転がる彼女の剣…
彼女はその剣を、無意識に手にしていた…
右手で柄を持ち、鞘から刃を抜く…
鞘の中から現れた、真っ白な刃…
光も何も当たっていない筈なのに、真っ白な刃が光を受け、キラリと輝いたような気がした…
ゆっくりと引き抜かれた刃には、苦しむ彼女の顔が映る…
虚ろで、涙の滲む瞳をした、生きる意味を見失った少女…
真っ白な刃の中で、彼女は苦しんでいた…