BLACKNESS DRAGON ~希望という名の光~

 【彼らを、傷つけたくないんじゃないんでしょ?】


鏡の中に映る自分が、囁き、自らに問いただして来る…



そんな錯覚までもが、目の前で起こりだしていた…

否、これは現実なのか…

自分の内にある、感情が、囁きかけているのか…



 【貴女は、彼らを傷つけたくないんじゃない。自分が、自分自信が傷つく事が、怖いだけ。】


自分が、傷つくのが、怖い…

シュウ達ではなく、自分が…

傷つく事を、恐れている…




 【人々を苦しめたくないのなら、貴女は今、ここにはいない。

貴女は、沢山の人々を殺したのだから、これ以上、人々を苦しめたくないのなら、貴女は自ら命を落とした筈。

貴女がいなければ、人々は死なないのだから。】




確かに、多くの人々は、私のせいで死んだ…

大切な家族までも、自らのこの手で血に染めた…

尊い命までも、私は奪った…


なのに、今、私はここにいる…

沢山の命を犠牲にしてまでも、私は生きている…

この世に存在している…


これ以上、人々を、皆を苦しめたくないのなら、私は死ぬべきだった…

死ねば、この世からいなくなれば、消えてしまえば、人々はもう、苦しむ事はないのだから…

大切な人々も、失う事も、ないのだから…


それなのに、わかっているのに、私は生き続けている…

自分の居場所を探し続けている…

私は、皆を傷つけたくないんじゃない…

苦しめたくないんじゃない…


私は…
死ぬのが、恐いんだ…

この世から、私自信の全てが消えるのが、恐いだけなんだ…


皆を傷つけたくないなんて、ただの言い訳…

自信の気持ちを誤魔化す為の、ただの、嘘…


 【結局は、自分が大切なんだ。生きる事を、貴女は許されないのに…】


生きる事を、許されない…

その言葉は、彼女にこの世から消えろと言ってるようなもの…

遠回しに、死ねと、言ってるようなもの…


涙が込み上げてきた…

今まで、死ぬ事なんて、怖くないと思っていた…

死ぬ覚悟なんて、できてると思ってた…

なのに…

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