BLACKNESS DRAGON ~希望という名の光~

長く続く廊下…


その道を、1人で歩くルリ…

早足で、部屋とは正反対の道を歩く…


どこへ行くかはわかってる…

彼女は、シュウ達の元へと向かう気だ…

しかめっ面で、出口へと急ぐ…



そんなルリの前に、部屋の角から姿を現した1つの影…


 「!びっくりした…」

 《長がお呼びです。》

いきなり目の前に現れた、鋭い瞳の少女…DRAGONの遣い…

突然現れたDRAGONの遣いに、足を止めたルリ。

驚くルリに対し、冷静に対応するDRAGONの遣いであった。


 「?今、それどころじゃ…」

ルリはDRAGONの遣いの言葉に、眉間に皺を寄せながら、そう答えると、彼女の横をすり抜け、立ち去ろうとした…

が…

 《全て、わかっています。》

立ち去るルリへ、彼女はそう呟く…
呟いたように見える彼女の声は、ルリの心の中で、力強く響き、ルリの足を止めた…


 「……わかった…」


少し考えた後、ルリはDRAGONの遣いの後を追い、長の部屋へと向かったのだった…


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