言葉の鏡
夜になり私はケータイがなるのを待った。

着信音は指定に設定してあるのでメェルがきたことはすぐにわかる。


♪ラララ…♪

鳴った!私はすぐにケータイを開きメェルを読んだ。


《なっちゃん。今日はごめんな。メェルし始めてからはじめて逢うから照れくさくてなっちゃんを避けてたんだ。ゆなに『カイがいなくてなっちゃんんが気付いてた』って聞いてすごい悪いと思ったんだぁ。
あと、プレゼントはどうだった?気にってくれた?》

メェルが苦手なカイさんから長文メェルが届き私は嬉しいくてドキドキしながらすぐに返事を打つ。

《ほんといなくて寂しかったんだょ(;_;)嫌われちゃったかと思ってたょ…けど帰りの時走って来て渡されてびっくりしたけどすごい嬉しいかったょ。ありがとう。Poohさんとティガーきにったょ。大切にするね。》

長文メェルを返す。

メェルを送るとすぐに返事がきた。
《喜んでくれて嬉しいょ。学校受かるといいなぁ。
なぁ、なっちゃんは俺の事どう思ってる?》

この最高の文に私はびっくりして目が点になった。

私は震える手でメェルを打つ。
《私はカイサンのこと素敵だと思いますょ。》

こんな適当なメェルを送ってしまった。

このメェルを送ってから全然メェルが返ってこなくなった…
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