そら。―HAPPY STORY―

不良Bが鉄パイプで殴ってきた。




俺は女を背後にやって、パイプを足で蹴り飛ばして攻撃をよける。





俺も一応不良だけど、不良こえぇぇぇぇええ!!





「うあぁああぁっ!!!」





女の方はもう悲鳴を上げていないというのに、俺は叫びながら必死に女を連れて逃げていた




すっげーダサかった。





だって俺は、ドラマや映画の主人公でもエキストラでも正義のヒーローでもない。




ただの凡人が、打ち合わせもしてない野郎が


順序よく倒せるかーーー!!








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