そら。―HAPPY STORY―

そんな姿勢こそが、男子に信頼される術だったからだ。




だけどこの時は違った。




何にも感じていなかった俺は、もちろん破滅の未来など知るよしもなかったのだ。











「……夏美は休み、か」



ひとつ空いている、質素な夏美の机を見つめながら、そう呟いてみた。




結構最近は来てたんだが、ここ2日ほど、欠席している。





体が弱いやつだし、何もなければいいんだが…






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