ゼロクエスト ~第2部 異なる者
「あの男のことだが……やはり本当なのか?」
「……ええ、確かよ。間違いないわ」
「エリスさんたち〜何の話をしているのですか〜?」
「話なら、俺も聞くぞ」
私とルティナが小声で話していると、いきなり背後から二人が覗き込んできた。
「もしかして〜僕たちに聞かれてはまずい〜話なのでしょうか〜?」
鋭い! 流石は芸術士だ!!
などと感心している場合ではなかった。
私は二人のほうを振り向くと、とびきりの笑顔を浮かべて見せた。
「いや、ええっと……そ、そそんなことないわよ……あ、いや、だから……ッ!
そうっ!!
これから私たち二人、ガールズトークをするつもりなのよね。
だからあんたたちのような無粋な男が、途中で割り込んでくるのはどうかと思うの」
「がー……何だソレは??」
アレックスが眉を顰めながら訊き返してきた。
笑顔で誤魔化そうとしても、やはりこの言い訳は苦しかったか。
しかし。
「それは大変〜失礼致しました〜。
そんなこととは露知らず〜僕たちはお二人に〜野暮な真似をしようとしていたのですね〜」
エドは頭を下げて謝ると、戸惑ったままのアレックスを促し、あっさりと私たちから離れていった。
彼は見かけによらず、わりと紳士なのかもしれない。
「取り敢えずこれで、何とか落ち着いて話ができるわね」
彼らを追い払うことに成功した私は、額に滲んでいた汗を拭いながら、安堵の溜息を一つ吐いた。
「何なんだあんた、その無茶苦茶な理由は」
何故かは分からなかったが、ルティナが半眼でこちらを睨んでいる。
「……ええ、確かよ。間違いないわ」
「エリスさんたち〜何の話をしているのですか〜?」
「話なら、俺も聞くぞ」
私とルティナが小声で話していると、いきなり背後から二人が覗き込んできた。
「もしかして〜僕たちに聞かれてはまずい〜話なのでしょうか〜?」
鋭い! 流石は芸術士だ!!
などと感心している場合ではなかった。
私は二人のほうを振り向くと、とびきりの笑顔を浮かべて見せた。
「いや、ええっと……そ、そそんなことないわよ……あ、いや、だから……ッ!
そうっ!!
これから私たち二人、ガールズトークをするつもりなのよね。
だからあんたたちのような無粋な男が、途中で割り込んでくるのはどうかと思うの」
「がー……何だソレは??」
アレックスが眉を顰めながら訊き返してきた。
笑顔で誤魔化そうとしても、やはりこの言い訳は苦しかったか。
しかし。
「それは大変〜失礼致しました〜。
そんなこととは露知らず〜僕たちはお二人に〜野暮な真似をしようとしていたのですね〜」
エドは頭を下げて謝ると、戸惑ったままのアレックスを促し、あっさりと私たちから離れていった。
彼は見かけによらず、わりと紳士なのかもしれない。
「取り敢えずこれで、何とか落ち着いて話ができるわね」
彼らを追い払うことに成功した私は、額に滲んでいた汗を拭いながら、安堵の溜息を一つ吐いた。
「何なんだあんた、その無茶苦茶な理由は」
何故かは分からなかったが、ルティナが半眼でこちらを睨んでいる。