ゼロクエスト ~第2部 異なる者
「もしかしてルティナ、マクガレー団長と知り合いなの?」
「もしかしなくても、昔からの顔見知りだ。
あたしはこの大陸を拠点にしているんだ。嫌でもアイツと顔を合わせることになるさ」
ルティナは再び腕を組み直すと、心底嫌そうな顔をした。
「他の術士に少し怪我を負わせたくらいで説教をするし。
魔物捕獲手順をちょっとミスっただけで、また説教。
つい最近この街でも、殺した魔物をギルドへ引き渡しに行ったら、運悪く見つかっちまってな。
街中で騒ぎを起こすなと、クドクド説教をされる始末さ」
(それは全部、ルティナが悪いんじゃ…)
喉元まで出掛かったが、怒りのオーラが全身からヒシヒシと伝わってきているので、怖くてツッコめなかった。
「大方あんたたちに同行している精霊術士も、あいつに呼ばれて、一足先に説教されてるんじゃないのか。
あの男はあんたたちの、保護者みたいなものなんだろう?」
「……確かにそうかも」
私も以前、団長の説教を受けた者の一人だ。その可能性は大いにあった。
「でも刻印のことはどうするの?
まだはっきりと効力が断定できていないんでしょう。
私たちこれから『水の社』へ向かうところで、アレックスたちの村へも立ち寄るつもりなの。
刻印のことも何か分かるかもしれないらしくて
……もしよかったらルティナも」
「断る!」
最後まで言い終える前に、あっさりと瞬殺されてしまった。
「もしかしなくても、昔からの顔見知りだ。
あたしはこの大陸を拠点にしているんだ。嫌でもアイツと顔を合わせることになるさ」
ルティナは再び腕を組み直すと、心底嫌そうな顔をした。
「他の術士に少し怪我を負わせたくらいで説教をするし。
魔物捕獲手順をちょっとミスっただけで、また説教。
つい最近この街でも、殺した魔物をギルドへ引き渡しに行ったら、運悪く見つかっちまってな。
街中で騒ぎを起こすなと、クドクド説教をされる始末さ」
(それは全部、ルティナが悪いんじゃ…)
喉元まで出掛かったが、怒りのオーラが全身からヒシヒシと伝わってきているので、怖くてツッコめなかった。
「大方あんたたちに同行している精霊術士も、あいつに呼ばれて、一足先に説教されてるんじゃないのか。
あの男はあんたたちの、保護者みたいなものなんだろう?」
「……確かにそうかも」
私も以前、団長の説教を受けた者の一人だ。その可能性は大いにあった。
「でも刻印のことはどうするの?
まだはっきりと効力が断定できていないんでしょう。
私たちこれから『水の社』へ向かうところで、アレックスたちの村へも立ち寄るつもりなの。
刻印のことも何か分かるかもしれないらしくて
……もしよかったらルティナも」
「断る!」
最後まで言い終える前に、あっさりと瞬殺されてしまった。