ゼロクエスト ~第2部 異なる者
「あたしは例え一時的なものとはいえ、馴れ合いでパーティを組むつもりはない。
それにあいつらといると、何故だか妙な疲労感を憶えるしな」
そう言いながら、戸口付近にいる二人へ視線を送るルティナ。
私にはその気持ち、痛いほど共感できる。
「刻印のことは確かに気をつけなければならないが、そこまで神経質になるほどのことでもないだろう。
旅に出れば少なからず、多少のリスクが付いてくるものだ」
それはここで改めて言われなくても、最初から分かっていることだった。
私だって承知の上で、故郷を後にしてきたのだ。
「あいつらもそのことについて、あんたみたいに何か特別、気にしている様子はあるかい?」
私はまだ演奏を続けているエドと、それに聴き入っているアレックスのほうを振り向いた。
「恐らくはない、わね」
二人が今までこの刻印のことで、気にしている素振りを見せたことはなかった。
するとやはり気に病んでいるのは、私一人だけなのだろうか。
「だがこちらでも、一応は調べてみるつもりだ。
誰かの掌の上で踊らされるのは、あたしも気に入らないからな。
例えそれが魔物であれ、人間であれ……な」
そう言うと彼女は、窓を勢いよく開け放った。
それにあいつらといると、何故だか妙な疲労感を憶えるしな」
そう言いながら、戸口付近にいる二人へ視線を送るルティナ。
私にはその気持ち、痛いほど共感できる。
「刻印のことは確かに気をつけなければならないが、そこまで神経質になるほどのことでもないだろう。
旅に出れば少なからず、多少のリスクが付いてくるものだ」
それはここで改めて言われなくても、最初から分かっていることだった。
私だって承知の上で、故郷を後にしてきたのだ。
「あいつらもそのことについて、あんたみたいに何か特別、気にしている様子はあるかい?」
私はまだ演奏を続けているエドと、それに聴き入っているアレックスのほうを振り向いた。
「恐らくはない、わね」
二人が今までこの刻印のことで、気にしている素振りを見せたことはなかった。
するとやはり気に病んでいるのは、私一人だけなのだろうか。
「だがこちらでも、一応は調べてみるつもりだ。
誰かの掌の上で踊らされるのは、あたしも気に入らないからな。
例えそれが魔物であれ、人間であれ……な」
そう言うと彼女は、窓を勢いよく開け放った。