ヴァンパイア王子~覚醒のblood~
『そうなの、ありがとう怜央ちゃん。本当、茜ったら抜けてるんだから。でもあんなことがあったばかりなのに、色々聞かれて茜は大丈夫なのかしら。
一緒にいるんでしょ? ちょっと代わってくれないかしら』
「今、茜は先生や警察の方と話しているんで代わるのはちょっと難しそうですね。
でも大丈夫ですよ。犯人が捕まって茜もようやく安心したのか、笑顔が戻ってますから」
『あ~良かった。まあ、怜央ちゃんが側にいれば安心だわね』
「ありがとうございます。茜は責任もって送り届けるので安心してください。それではまた」
『ええ、ありがとう。それじゃあ、待ってるからって伝えてね』
「はい、失礼します」
電話を切ると、怜央は急に真顔になった。
冷たい夜風が怜央の漆黒の髪を靡かせる。
足を一歩前に踏み出す。
最後に向かうべき元へ。
一緒にいるんでしょ? ちょっと代わってくれないかしら』
「今、茜は先生や警察の方と話しているんで代わるのはちょっと難しそうですね。
でも大丈夫ですよ。犯人が捕まって茜もようやく安心したのか、笑顔が戻ってますから」
『あ~良かった。まあ、怜央ちゃんが側にいれば安心だわね』
「ありがとうございます。茜は責任もって送り届けるので安心してください。それではまた」
『ええ、ありがとう。それじゃあ、待ってるからって伝えてね』
「はい、失礼します」
電話を切ると、怜央は急に真顔になった。
冷たい夜風が怜央の漆黒の髪を靡かせる。
足を一歩前に踏み出す。
最後に向かうべき元へ。