ヴァンパイア王子~覚醒のblood~
「西山さん? どうしたの?」


「生徒会の一年メンバーって、他にもいなかった?」


茜は震える唇で尋ねた。


「いないよ。僕ら二人だけだ」


茜は茫然としたまま、動けなかった。


自分でも、どうしてこんなに動揺しているのか分からなかった。


「どうしたの? 
本当に体調が悪そうだ。
一緒に保健室に行こうか?」


「ううん、大丈夫。本当に何でもないから」


「でも……」


「目を開けたまま一瞬眠っちゃったみたい」


「何それ。西山さん面白いこと言うね」


「えへへ」


茜の笑顔に安心した假屋崎は、「じゃあ放課後に」と言って去って行った。


假屋崎の後ろ姿を見送った後も、心臓がドクドクといって足が震えていた。


本当に、今日はどうかしてる。


茜は胸元にある制服のリボンをぎゅっと握りしめた。
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