ヴァンパイア王子~覚醒のblood~
赤銀がいた頃の豪華な装飾で彩られていた生徒会室は跡形もなくなり、現在の生徒会室は長テーブルにパイプ椅子しか置かれていないという、実に閑散とした部屋になっていた。
以前の生徒会室がどんなものであったのか記憶を失くしている茜は、当然のようにパイプ椅子に座り、紙を三つ折りにして封筒に入れるという作業を繰り返していた。
「結局みんな来なかったね」
茜は自分の前に座っている假屋崎に向かって言った。
假屋崎も茜と同じ作業をしながら、苦笑いして言った。
「生徒会を取り締まっていたメンバーが全員死んでしまったからね。
彼らがいなくなったことにより、生徒会の権力もなくなったも同然だ。
現にこんな雑用を押し付けられてるし。
以前では考えられない扱いだ」
こんな雑用とは、茜と假屋崎が先ほどから行っている単調作業のことだ。
先生が様子を見るために生徒会室に来て、みんなが集まっていないことを知ると「暇ならこれやっておいて」と雑用を頼まれた。
茜は楽しそうに作業しているが、假屋崎は渋々やっているというのが、紙の減り具合で分かるくらい、二人の作業スピードに偏りがあった。
茜の前に出来上がった封筒がどんどん重ねられていく。
以前の生徒会室がどんなものであったのか記憶を失くしている茜は、当然のようにパイプ椅子に座り、紙を三つ折りにして封筒に入れるという作業を繰り返していた。
「結局みんな来なかったね」
茜は自分の前に座っている假屋崎に向かって言った。
假屋崎も茜と同じ作業をしながら、苦笑いして言った。
「生徒会を取り締まっていたメンバーが全員死んでしまったからね。
彼らがいなくなったことにより、生徒会の権力もなくなったも同然だ。
現にこんな雑用を押し付けられてるし。
以前では考えられない扱いだ」
こんな雑用とは、茜と假屋崎が先ほどから行っている単調作業のことだ。
先生が様子を見るために生徒会室に来て、みんなが集まっていないことを知ると「暇ならこれやっておいて」と雑用を頼まれた。
茜は楽しそうに作業しているが、假屋崎は渋々やっているというのが、紙の減り具合で分かるくらい、二人の作業スピードに偏りがあった。
茜の前に出来上がった封筒がどんどん重ねられていく。