ヴァンパイア王子~覚醒のblood~
「おい茜、そのスカート丈、ちょっと短くないか?」


「そんなことないよ。憧れの武蔵野学園の制服、なかなか似合ってると思わない?」


幼なじみの茜は怜央に制服を見せつけるように、くるりと一回転して見せた。


回る反動でスカートが揺れ上がった。


下着が見えないギリギリのラインで回ったので、怜央は思わず息を飲んだ。


「新入生のくせに生意気だって思われても知らないからな!」


「えっ!それは困るっ!

もうちょっと下ろした方がいいかな?」


「下ろしとけ下ろしとけ!」


怜央に促されて、茜は渋々腰の辺りで巻いていたスカートを下ろして丈を少しだけ長くした。

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