蹴球魂!!!!
胡桃は、ピアノをやるために部活に入ってない。


「でも、私も一緒に探すよ☆」

「胡桃…ありがとぉぉぉ!!!!」

「ちょっ…円っ!!!!恥ずかしいじゃんっ」


ああ…なんていい子なのっ!!!!

ますます大好きになっちゃうーっ♪♪♪


「円、次移動教室だよっ!!早く行こ♪」

「うん!!胡桃、またピアノ弾いてーっ!!」

「いいよ☆任せてー」


あたしは、胡桃のピアノが大好き。

なんか、あったかくなって、安心する。悩みだってすぐどこかへ飛んでっちゃう。


ーキーンコーン カーンコーン


「やばっ!!!!チャイムじゃん!!!!」

「ピアノ弾くの、授業終わってからね!?」

「うん!!急ごっっっ!!!!」


あたしたちは、慌ててバタバタと音楽室へ。

「セ、セーフ??」

「アウトに決まってるでしょ」

「先生…そんなぁー」

「許して下さいっ!!迷っちゃったんです…」

「全く…仕方ないわね。今回だけよ??」

「「っ!!!!ありがとうございますっっっ!!!!」」


よかったぁ…。


「チッ…」


あからさまな舌打ちをしてきた、失礼な奴が約1名。


「晃汰ぁ…!?」

「楠木さん、静かに。遅刻にしますよ??」
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