蹴球魂!!!!

Game36

そうだ。

晃汰は、“男の子”なんだ…。


気付いた時にはもう遅くて。


「何??お前、のぼせた??」

「うぴゃっ!!!!!!!!」


ピトッと額にあてられる、ひんやりした晃汰の手のひら。

なんでこう…こいつの優しさの出し方はいつも、あたしの心をくすぐるんだろう。


「あちぃ。部長に冷えピタでも貰っとけ」

「く…ふふふっ…」


鈍感な晃汰。

熱いのは、晃汰のせい。

気まぐれな、晃汰の優しさのせい。


そんなあたしたちを見て、必死に笑いを堪える胡桃。

笑い声、漏れまくってるけどね。汗


「あ、お前もう部屋戻る??」

「へ??あ…うん」


晃汰はバサッとあたしに何かを投げた。


「それ、飛鳥の忘れ物。渡しといて」

そう言われて手の上に乗るそれを見ると…かわいいTシャツ。

「え。晃汰が渡せばいいじゃん」

面倒臭いし、第一…飛鳥のだし。

てゆーか、かわいいTシャツ着てるんだなぁー。



「俺はこの後やる事あるから無理」

ちっ…。

「はいはい。渡しとくよっ!!」

仕方ないなぁ…!!!!
< 176 / 394 >

この作品をシェア

pagetop