蹴球魂!!!!

「ほら、皆も開いて!!!!」


いや、開いてって言われて開けるものじゃないでしょ…。


「え"」

今度は喬華さんが絶句。


「晃汰くん、固いっすね!!!!」

「あー、そっすね」


晃汰の開脚の角度、90度弱。…おい。


いくら何でも固すぎますよ??

サッカーだって柔軟性は必要ですよ??


それ…何??


「晃汰固ぇなー!!」

そう言う飛鳥は、晃汰と真逆で180度近く、脚を開いて笑っている。

それはそれで…なんか悔しい。


あたし165度ぐらいしか開いてないんだもん…。


「晃ちんと森ちん、真逆すぎーっ☆」

「だよなー??」

「死ねホモ野郎」

「なぬ!?」

只今晃汰に死刑判決を下された俊介も、あたしと同じぐらいの角度。


やっぱり…晃汰、秀でて固いよ。汗


「まぁ…とりあえず振り付け入るね!!!!」

喬華さんは呆れたようにそう言った。

「「はい…」」


なんか…先輩たちが暗かったの、わかるかも。


「じゃあお水飲んだらすぐ始めまーす♪」


ハードすぎるし、喬華さん怖い!!!!