蹴球魂!!!!
「そんな…無理です!!!!」

「照れずにさー!!」

「な、なんであたしが晃汰の衣装決めなきゃいけないんですか!?」

「言ったっしょ??“大人しく言う事聞いて”って♪」

「そういう問題ですか!?」


おかしいでしょ…。


目の前には、何種類もの衣装。

あたしが決める必要ないよね??


明らかに、部長に遊ばれてるよね??


ひどい。泣


あたしがウダウダしていると、部長は2枚の衣装をグイッと差し出してきた。

…??


「じゃあ2択で選んでいいよ」

「え」

そーゆー問題か??


目の前には、黒を基調とした、カチッとした衣装。

そしてもう1つは黒と金を基調とした、ちょっとチャラめの衣装。


「いや、晃汰は袴とかの方が似合うんじゃないですか??」


どっちを着ても似合わなそうな晃汰を想像して、ふざけてそう言うと、部長は笑った。


「それ、面白いじゃん☆」

「え…あの、冗談で「袴に決定!!!!」言ったんです…けど」


あー、あたし、晃汰に殺されるな…。


「皆は執事の格好して、晃汰は俺の独断で袴!!って言えば、歯向かう事ねぇべ??」

「……ですかねー」

いや、晃汰なら100%歯向かう。

…あたしに。泣
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