蹴球魂!!!!
「皆集合ー!!!!」

「「はいっ」」


部長と共に皆の元へ戻ると、部長は集合をかけた。

その声に集まる部員たち。

その中には、これから鬼に変わるであろう晃汰もいた。


「皆が執事喫茶で着る衣装はこれな♪」

「「え……」」


部長が取り出した衣装は、さっきのカチッとした衣装に、差し色として赤が入ったもの。

女の子から見て、気に入りそう。


「ちなみに選んだのは喬華♪」

「「聞いてませーん」」

「「リア充反対ー!!」」

「うるさいっ」


部長ののろけ(??)発言に、文句を飛ばす部員たち。

まぁ、わかるけど。


「そして、毎年恒例のVIP仕様は…晃汰!!」

「は??VIP??」


晃汰が首を傾げると同時に、ドッと笑い声が沸き起こった。

笑ってるのは、主に2、3年生。


あたしは…笑えません。


VIPって、あれの事だよね??

あたしがやらかしたやつだよね??


…怒られませんように!!!!


「円ちゃんの独断で袴!!!!」

うんうん、大丈夫。

あたしの独断で……ん!?!?
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