蹴球魂!!!!

Game76

「只今より…」


なんかお偉い人の話で、ついに全国大会が始まった。

全国の強豪校の中にあたしたちの学校も…ましてやあたしが出場してるなんて、夢みたい。


全国大会の行われるこのピッチ。

ここに立つ事を何度も夢見てきた。


開会式が終わると、あたしたちは控え室に戻って準備とミーティング。

今日の2試合目があたしたちの初戦。

…全国初試合だった。


「と、トイレどこすか!?トイレどこすか!?」

俊介は緊張しすぎでこればっかり言ってる。

「あーやばい。あー落ち着け。あー深呼吸。あー」

いつも落ち着いてる飛鳥でさえこんな状態。


「ま、円ちゃん??落ち着いて??」

「おおお落ち着いてます!!」

「「どこが!?!」」

あたしはと言うと、控え室内をウロウロウロウロ…。

立ち止まったらもう動けなさそうなんだもん!!


「はい集合」


そんな時、大輔先輩の声が控え室内に響いた。

最近気付いたけど、大輔先輩って本当に部長にぴったり。

ふざける時はふざけるけど、こうやって冷静に皆をまとめてくれるし…。


「勝ちたい人、挙手」

「「…??」」

キョトンとしながらも部員全員が手を挙げる。

「勝ちたいならビビってんじゃねぇよ。腹くくって勝つ事だけに集中しろ」

「「っ…はい!!!!」」


やばい。

大輔先輩かっこいいじゃん!!
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