蹴球魂!!!!
「まーちんは口固いって信じてるからね」

やけに真剣な目の俊介。

それだけ本気で好きなんだね。


「俺、全国優勝したらその子に告ろうと思ってるんだぁー」

「そっかぁ」

って…うん??

「い、今何て??」

「だから、全国優勝したら告るって」

「え!!ちょ!!どえぇぇぇぇぇ!?!?」

「まーちんうるさいっ」


目の前には真っ赤な俊介。

こ、こここ告るって!!

全国優勝したらって!!


「優勝するしかないじゃないっすか俊介氏」

「俊介氏って…」

「とーにーかーく!!…優勝、しようね」

「そのためにはまーちんに頑張ってもらわないと」


そっか…俊介、そんな意気込んでるんだ。


「まーちんは??」

「へ??」

「優勝したら晃ちんにチューする!!とかってゆー約束、した??」

「し、してないわっ」

するわけないでしょ!!

「俺はいいと思うけどなー、チュー♪」

「俊介絶対楽しんでるでしょ」

「え、もちろん☆」

即答ですか…。


でも、チューするしないは置いといて、ますます優勝したい気持ちが大きくなった。


「あ、亀!!この後、チュー…」

え??
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