隣のナイト幼なじみはヤンキー
ベッドにもぐりこみ、ドキドキする胸を必死で落ち着かせる。


パパは、リキがヤンキーだってこと……知ってたんだよね。


双子かどうか、聞いてみようか……。


カチャ。


パパ!?


布団から顔を出すと、ママだった。


「花梨、熱あるの?夜中大丈夫だった?」


「うん、ヘーキ。もう下がったから」


「ホントに?」


ママはあたしのおでこに手のひらをつけて、熱をはかってる。


「うん、大丈夫そう!ねぇ、パパに聞いたんだけど……リキくんと付き合ってるってホント!?」


ママは嬉しそうにあたしに話しかけてくる。


「う……うーん」


リキに嫌われたし、もう別れたも同然なんだけど。


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