隣のナイト幼なじみはヤンキー
2階に上がると、リキが待っていてくれた。


うわっ、イケメ~ン!


改めて正面から見るリキは、子供の頃よりも、更に精悍な顔つきになっていて、今さらながら、男の子なんだぁ……って、実感しちゃう。


ドキドキが増していく。






リキは、落ち着いた表情であたしを見つめている。


昨日みたく冷たい表情なんかじゃない。


「リキ……久しぶりっ」


思わず意味不明な言葉を発するあたしを見て、少しも笑みを浮かべる事なく、リキは……


「昨日会ったろ」


って言い放ち、そのまま部屋へと入って行った。






ちょっと笑ってくれるかな?って思ったけど、全然。


昔みたく、優しく微笑んで欲しいんだけどなぁ。


見たいな、リキが笑うところ。




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