君のいない教室
放課後。

内野が2組へ来た。


「…うす。」

「じゃ、行くか。」

「…どこに?」

「ついて来い。」


僕は、内野を連れて、3組に行った。


「…あ、大蔵!連れて来てくれてありがとう。」

「いや。…じゃ、後は頑張れよ。」

「…うん。」


状況が呑み込めてない内野の周りには”?”がたくさん浮かんでいた。


「…?」

「いきなり呼び出したりして、ごめんね。今から言う事、びっくりしないで聞いてくれるかな…?」

「…うん?」

「私、ずっと前から…

内野が好きでした。」


至ってシンプルな告白だった。

内野は顔を真っ赤にして、下を向いていた。


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